酵素
酵素は微生物から動・植物そして私たち人間に至る自然界のすべてに備わった神秘と言えます。生命の体内で起こる化学反応はすべてこの酵素が触媒し、木の葉が紅葉するのも、食物が血となり肉となるのも、自然治癒力である悪玉活性酸素を消去するのも酵素のはたらきです。この健康の鍵をにぎる「酵素」について酵素食品「ジザニア・げん」の発売元、(株)ジザニア・ジャパン様にレポートをいただきました。
1.酵素とは
分子量が十万から一万ぐらいのタンパク質で、特定の生化学反応の触媒作用をもっているものをいいます。生体内では種々の物質間で、絶えず化学反応が起こっており、この反応が、円滑に、すみやかに進行するのは酵素の働きによります。酵素の働きは、それぞれの化学反応と特別な関係があり、(しばしば錠と鍵との関係に例えられます。図1参照)酵素の基質特異性とよばれております。したがって、それぞれの化学反応にはそれぞれ別の酵素が働くことになるので体の中には非常に多くの酵素が存在します。
図1.鍵と鍵穴説

この酵素の鍵穴には基質Aという鍵は入り込めるが、基質Bという鍵は入り込めない。基質Aと酵素が結合すると、酵素が働いて、基質Aは分解され、反応産物XとYになる。
2.酵素の特性
酵素の主成分はタンパク質であり、したがって酵素の性質や作用は、大部分タンパク質の構造と機能に基いています。特性としては次の通りです。
| 1.触媒として働く | 酵素は、ある反応を速めるが、自分自身は変化を受けません |
| 2.基質特異性をもつ | 1つの基質(酵素の作用を受ける物質)には1つの酵素しか働きません。 |
| 3.水に溶けて働く | 酵素には水に溶けた状態でのみ、働きます。 |
| 4.微量で強力 | 酵素は微量で効果があり、何回も使えます。 |
| 5.水素イオン濃度(ph)に敏感 | それぞれの酵素は特定のphでよく働きます。 |
| 6.温度に敏感 | 生体反応も一種の化学反応であるから、温度が高くなれば酵素の活性(作用する力)も高まります。しかし、酵素はタンパク質であるため、60℃以上では変性、失活してしまいます。普通は35℃〜40℃前後が最適温度です。 |
| 7.阻害剤で阻害を受ける | :最適ph以外の強い酸性やアルカリ性、乾燥、最適温度から離れた低温や高温で、その働きが阻害されるほか、基質とよく似ている物質によっても阻害されます。 |
3.酵素の種類
1酵素の種類はきわめて多く、タンパク質やデンプンなどの高分子を加水分解して低分子にする酵素は加水分解酵素とよばれ、消化に関する酵素はこれに属します。その他、基質を酸化したり還元したりする酸化還元酵素や、基質から二酸化炭素をはなす脱炭素酵素があります。光合成・タンパク質や核酸の合成、血液の凝固などほとんどすべての生体内の反応はそれぞれいく種類かの酵素が関係して行なわれます。主な酵素のはたらきのうえから分類すると、次のようになります。
| 酵 素 の 名 称 | はたらき | 役 割 | |
|---|---|---|---|
| 加水分解 酵 素 |
アミラーゼ リパーゼ ペプシン |
デンプンの加水分解 脂肪の加水分解 タンパク質の加水分解 |
食物の消化 |
| 酸化還元 酵 素 |
乳酸脱水素酵素 三炭糖リン酸脱水素酵素 チトクローム |
水素をはなしたり、あ たえたりする 水素をはなしたり、あ たえたりする 電子をはなしたり、あ たえたりする |
発酵 ┐ │ │酸素呼吸 │ ┘ |
| 脱 炭 酸 酵 素 |
ピルビン酸脱炭酸酵素 | 二酸化炭素をはなす | 発 酵 酸素呼吸 |
| 転移酵素 | アミノ基転移酵素 | アミノ酸から有機酸へ アミノ基を渡す |
アミノ酸の つくりかえ |
4.酵素の必要性
酵素は人の生命を支える物質で、体内での化学作用に必要とされるものです。酵素が不足すれば体に支障をきたし、様々な病気が発生します。ビタミンもみミネラルもそしてホルモンも酵素なしには何の働きもできないためです。酵素は体内で生産される他、食品からも得ます。しかし、酵素は熱に弱いため、加熱したものでは変性してしまい、働きが失われてしまいます。そのため、食品から酵素を得るためには生で食べなければなりません。生で食品が食べられなければ補助食品としての酵素を使用して体への負担を減らさなければなりません。
脱・環境ホルモン 酵素食品
